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カロヤンガッシュ開発ストーリー
塩化カルプロ二ウムを2%配合し、主成分を倍増させたカロヤンシリーズの最高峰、「カロヤンガッシュ」は、どのように開発されていったのか?今明かされる、研究開発の裏側を追いかけたストーリー!
第二話「原点に戻れ!」 12
来る日も来る日も、塩化カルプロニウムに代わる成分を探す作業に追われる溝口を中心とした、開発グループ員達。
しかし、塩化カルプロニウムに勝る結果を得る成分を見いだすことは、たやすいことではなかった。海外から様々な成分を取り寄せ、試験を繰り返す。
中国の古書をひも解いて、生薬にも注目してみた。しかし、なかなか納得いく結果を出すことはできない。新商品の主要成分を何でいくかの決定打が未だ見出せないまま、いたずらに時が流れるばかりだった。

開発グループは膨大なサンプル、資料、そして、データ解析表などが積み上げられて行く。溝口をはじめとしたグループ員達は追い込まれていた。雲をも掴むような作業に、焦燥を感じ始めていたのだ。

夜更けまで残業をしたある日。溝口はひとり、窓から夜景を見つめていた。その時の心境を溝口は後にこう語っている。「あの時は、まさに迷宮に入ってしまったという感じでした。何か活路を見いださねばと焦るばかりで…」

そんな溝口の元に、先輩社員から電話が入った。先輩とはカロヤンシリーズに古くから携わり、シリーズを支えて来た人物だった。つい、溝口の口から弱音が出てしまう。「いろいろな成分を試してみたんですが、行き詰まってしまいました」
彼なら、何か突破口となるヒントを与えてくれるかもしれない。溝口はそう思う、いや、そう信じていた。 果たして、その先輩社員の口をついて出た言葉は、「それなら、一度、原点に戻ってみたらどうだ?」というものだった。
原点。先輩はさらに続けた。物の本質を探る時には原点に立ち戻ってみることが肝要。それこそが科学者の鉄則だと。その言葉を聞いた時、溝口の脳裏をかすめたものは…。カロヤンの原点と言ったら…。やはり、塩化カルプロニウムに他ならない!真っ暗闇に一筋の光が見える。
溝口はそんな気がしていた。
※文章中の内容はすべて事実をもとに構成しておりますが、細部の表現などについては一部演出を含んでおります。
また、登場人物の名前は全て仮名です。
カロヤンガッシュ
開発ストーリー
第一話 「時代を読め!」
第二話 「原点に戻れ!」
第三話 「地道に進め!」
カロヤンガッシュ

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